思春期の子供のワキガ対策と考え方。中学生・高校生の体臭の悩み

わきがの原因となる汗を出すアポクリン腺は、思春期頃にホルモンの影響などを受け活発化します。わきが体質の人は、思春期にわきがを発症することが多いようです。中学生、高校生というのは多感で心身ともに少し不安定な時期です。恋愛や友達関係、自分の人生について悩みを抱える子が多くいる中、ニオイ問題まで抱え込んでしまうと、悩みが深刻化してしまうこともあります。

恥ずかしがって親や周りの大人になかなか相談できずにいる子には、傷つけることのないように、優しく手を差し伸べてあげたいですね。

筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

中高生の体は多かれ少なかれニオウもの

山さん(美容エキスパート)ワキガと多汗症一つ目のおすすめはこちら東京美容外科、青森から沖縄まで全国14院展開する大手美容外科です。わきが・多汗症治療の実績が多いのが特徴!小池(看護師)美容整形二つ目のおすすめはこちらご存じ湘南美容クリニック、全国津々浦々60院展開している日本最大級の美容クリニックです。わきが・多汗症治療の症例写真だけでも約2000件掲載しています!

第二次成長期の人間は、体臭が強くなります。10代の子供の体は代謝が高く汗をたくさんかきます。思春期に差し掛かるとホルモンの分泌量が増え、皮脂もたくさん出るようになります。ちょうどワキ毛や陰毛も生えてくる時期と重なり、汗で蒸れたり、皮脂に菌が繁殖したりして、汗臭い匂いや体臭を発するようになります。

中学校、高校では体育の授業がありますよね。体育祭やその練習、部活動など汗をかく時間も増えますし、その直後にシャワーに入れるわけではありません。中高生というのは、少なからずみんな汗臭いものです。

中高生のわきが問題は深刻化しやすい

みんな少しくらいは汗のニオイをさせている思春期の中高生ですが、わきがとなると話は少し変わってきます。わきが特有のツンとした臭いは、汗臭い教室の中でも目立ちます。代謝が高く汗をたくさんかき、皮脂もたくさん分泌されるという思春期特有の体質は、わきがの臭いを一層強くさせます

中高生くらいになると、「他人から自分はどう思われているのだろう」とか、「恋をしているあの子に嫌われていないだろうか」とか、繊細で敏感な悩みを抱くお年頃です。また、おしゃれや身だしなみにも気を使い始める頃ですよね。

わきがかもしれない、臭っているかもしれないという体の悩みは、彼らにとってとても深刻な悩みになってしまいます。対人関係がうまくいかなくなったり、自己否定してしまったり、絶望的になってしまったり、その後の人生にも影響を及ぼしかねません。

中高生ができるわきが対策

自宅や学校でもできるわきが対策がいくつかあります。

  • 食生活を見直す
  • 制汗剤、デオドラント剤を使う
  • 汗拭きシート、ウェットティッシュ
  • 機能性ポリエステルの肌着を使う

食生活

肉料理や脂っこい料理をたくさん食べていると、皮脂の分泌量が増えるので体臭が強くなります。汗やわきがのニオイを抑えるためには、なるべくヘルシーで脂の少ない料理を食べるようにした方が良いでしょう。

食べ盛りの10代のお子さんに質素な和食ばかりを食べさせるのもかわいそうですから、お肉や揚げ物と一緒に野菜や果物もたくさん食べられるようなメニューを工夫して考えてあげてくださいね。

制汗剤、デオドラント剤

中高生が一番抵抗なく使えるニオイ対策グッズですね。ただし、市販のスプレー式のものだと効果の持続力が短く、汗っかきの中高生が使っても汗ですぐに流れてしまいます。肌に直接塗るタイプで効果の持続力が長いわきがクリームがおすすめです。無香料、無添加、アレルギーテスト済みのものを選んであげると良いでしょう。

制汗剤やデオドラント剤を学校に持ち込んではいけないという規則のある中学校、高校が多いと思います。先生に事情を話して特別に持ち込みを許可してもらうか、自宅で登下校の前後にしっかりケアをしてあげるようにしましょう。

汗拭きシート、ウェットティッシュ

カバンの中に必ず1個入っている事を確認してあげて、機会を見つけてこまめにワキの下を拭き清潔に保つよう、習慣づけてあげてください。

機能性ポリエステルの肌着

吸湿性があり、速乾性もあるのでワキや体のニオイが気になる人にぴったりの下着です。

精神的なケアも忘れずに

わきがで臭うことで、コンプレックスを持ってしまったり、自分が不潔なんだと思い込んでしまったりと、わきがを発症することで深刻な悩みを抱え込んでしまう子もいます。

わきがにはいくつも治療法があること、本人が望むなら治療を受けられる事を説明して、気持ちを楽にしてあげましょう。思春期の間は特に体臭が強くなりアポクリン腺の活動も活発になります。思春期を過ぎると、ニオイの問題が落ち着くこともあります。

第三者の意見が大事

自分の体のニオイのことで悩んでいるようだったら、治療を受けるか受けないかは別にして、専門の病院・クリニックに相談に行ってみるのが良いと思います。思春期頃の子は、反抗心もあって親の言うことは素直に聞き入れられないけれど、第三者の意見なら受け入れられると言う子も多いでしょう。ただでさえ自分の体が大きく変化する時期です。

わきがや体臭のことで不安になっている子の気持ちを少しでも軽くしてあげることは大切なことです。深刻な悩みを抱え込む前に、きちんとした知識のある人間に説明してもらい相談ができるだけで、ずいぶん安心できるものです。

子供のわきが治療について、一緒に悩み考えてくれる先生を探そう

思春期のまだ発達段階にある子供のわきがを手術で治療するかどうか、ということについては専門家の中でも意見が分かれるようです。中学生くらいだとアポクリン腺も成長の途中なので、手術で除去しても結局わきがが再発してしまうということもあるようです。

手術以外にもわきがの治療法はいくつもあります。保険適用外の治療だとお金がかかってしまうというデメリットはありますが、とにかくニオイのことで悩んだら、専門の医師に相談しましょう。病院やクリニックによって可能な治療法や設備も変わってきます。医師によって考え方も違うでしょう。

ニオイに悩む本人にとって一番良い対策法や治療法を一緒に模索してくれる先生を見つけましょう。



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