ワキガの人のデオドラントの正しい使い方と選び方 リンゴと唾液の効能

制汗剤については既にお話ししましたが、今回はデオドラントについてお話ししてみようと思います。

筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

制汗剤とデオドラントは違う

山さん(美容エキスパート)ワキガと多汗症一つ目のおすすめはこちら東京美容外科、青森から沖縄まで全国14院展開する大手美容外科です。わきが・多汗症治療の実績が多いのが特徴!小池(看護師)美容整形二つ目のおすすめはこちらご存じ湘南美容クリニック、全国津々浦々60院展開している日本最大級の美容クリニックです。わきが・多汗症治療の症例写真だけでも約2000件掲載しています!

制汗剤について説明をした時にも書きましたが、

制汗剤 → 汗を抑える
デオドラント → 臭いを抑える

ということで、2つは別物であり機能が違います。制汗剤は汗を抑えることで間接的にニオイを抑え、デオドラントは消臭剤として機能するので直接的にニオイを抑えます。

ただ最近では、デオドラント剤と制汗剤両方の機能が合わさった製品も発売されているので、厳密に区分するのは少し難しくなってきています。

とにかくいろいろ試してみて、その中から自分の体質や肌質に合うものを選ぶしかないですね。本当に汗が抑えられるか、または臭いが軽減されるか、そして持続力がどのくらいかなど、総合的に見て自分に一番合うと思ったものを選びましょう。

デオドラントがニオイ成分に働きかける仕組み

デオドラント剤には、酸化亜鉛、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、銀イオン、渋柿エキス、緑茶エキスなどの殺菌作用のある成分が配合されています。これらの殺菌成分が脇汗と結びつき、分解されるのを防ぐので臭いを抑えることができるのです。

また、すでに分解され発生してしまったニオイも抑えられるように、消臭効果のある重曹成分・香料などが配合されているものもあります。

殺菌と消臭の力でニオイの元を断ち、汗から臭いが発生するのを防ぐというわけです。制汗剤は汗をかく前の肌に使用しないと効果がありませんが、デオドラントの場合は汗をかいた後に使っても消臭効果があります

デオドラントの選び方

先ほども書いた通り、最近では制汗剤とデオドラントが一緒になったタイプの商品も続々と発売されています。制汗剤・デオドラントの売り場へ行くと、とにかく様々なタイプの商品がずらりと並んでいます。

スプレー式のもの、拭き取りタイプ、クリーム状のもの・・・。その人それぞれの、使いやすさや好みで選びましょう。自分が使用するシーンに合っているか、持ち運びに便利か、そしてきちんとした効力があるかどうかを見極めてくださいね。

とにかく種類が豊富にあるので色々試してみると良いと思いますが、数種類の商品を同時に使うのは避けてください。1つ1つの商品の効き目や自分の肌との相性が分かりにくくなりますし、数種類のデオドラントを一度に使うと肌荒れを起こすこともあります。1つの製品をしばらく使ってみて、次の製品に移る時には少し間隔をあけてから使い始めるようにしてください。

わきがの人には無香料のものがおすすめ

わきが体質の人がデオドラントを使う場合、選ばない方が良いタイプのデオドラントがあるんです。それは、微香性のものです。

わきが臭と香料の匂いが混ざると不快な臭いになります。デオドラントは一時的な臭い対策で、完全にわきがの臭いを封じ込めるわけではありません。デオドラントを使っても、わきがの臭いは多少してしまいますから、香料と混ざると臭いが悪化してしまいます。香りで誤魔化そうとせず、無香性のデオドラントを選ぶ方が無難です。

わきがの人にはクリームタイプがおすすめ

わきがの人には、スプレー式のものや拭き取りタイプのデオドラントより、クリームタイプのデオドラントがおすすめです。肌に直接つけるので効果が発揮されやすく、長持ちします。持続力というのもデオドラント選びの大切なポイントですね。

消臭効果が高いもの、そして抗菌・殺菌作用があり、無香料のクリームタイプのものを選んで試してみてください。

身近な食べ物でデオドラント代わりに!

最近の研究によると、アポクリン腺から出る汗に含まれる成分のうち、特に臭いを悪化させるのは「アポタンパク」という成分であることが分かったそうです。つまりこのアポタンパクをどうにかして抑えられれば、わきがの臭いは大きく軽減するということなのです。

アポタンパクを抑える効果的な食べ物があるんです。それは、リンゴです。リンゴにはポリフェノールオキシターゼという酵素が含まれており、この酵素はタンパク質を分解するはたらきをします。リンゴの繊維をワキの下につければ、臭いの元となる成分を分解してくれるんですね。

リンゴ湿布の作り方

用意するもの

  • リンゴ
  • すりおろし器
  • コットン / ガーゼ
  • テープ / 絆創膏

すりおろしたリンゴの絞り汁をコットンやガーゼに染み込ませ、ワキの下に貼り付けます。テープや絆創膏で固定し、1時間くらい放置しましょう。リンゴの酵素がワキに浸透し、わきがの臭いを抑えてくれます。1時間ほど経ったらワキの下をきれいに拭き取ってください。(そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまうので逆効果です!)

リンゴは食べても体臭対策に

リンゴの消臭作用は、気になる部分に塗るだけでなく、食べてもお腹の中で発揮されます。強い臭いのする食べ物を食べた後にリンゴを食べると口臭予防になります。また、リンゴは食物繊維が豊富な果物なので、食べれば便秘解消効果もあり、腸内がキレイに掃除され体臭予防になります。

いざという時の緊急事態には唾液が使える!?

人間の唾液には消臭効果や殺菌効果があります。いざという時、外出先で、制汗剤もデオドラントも忘れてしまった!近くにお店もない!という緊急事態には自分の唾液を腋の下に塗ることでデオドラント剤代わりになります。

えー!と思うかもしれませんが、水で洗うよりも消臭効果があるんです。ただし、使えるのは口の中が清潔な状態の時の唾液に限ります。唾液を使う前にきちんとうがいをして、歯磨きもした方が良いでしょう。

この裏技を使う機会はあまりないかもしれませんが、いざという時のために、唾液がデオドラントがわりになるということを知っておいて損はないと思います。



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