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筆者のおすすめ

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「わきが」とは？海外ではただの生理現象

ワキガとは、正式には「腋臭症（えきしゅうしょう）」と呼ばれる症状で、一般的にはワキからでる独特の刺激臭がでる疾患を指し、日本では約7人に1人が多汗症や腋臭の症状に苦しんでいるといわれています。一般的には、幼少時は臭いが少なく、ホルモンの分泌が活発になる思春期から症状が現れることが多いといわれています。

また、わきがの臭いの原因であるポクリン腺は陰部にもあるため、「外陰部臭症」通称すそわきがという陰部からワキガと同じようなニオイを発する症状も同様の疾患であると認識されています。欧米と比べ日本や中国などアジア系の国では、ワキガの原因となる分泌物からの臭いが少ないため、強い体臭に対する免疫が低く、臭いを発する人に対して拒否反応を示す人が多くいます。

欧米ではワキガは臭い以外の害がなく、一般的に臭いの強い人が多くいることから疾患であるとの認識が日本より薄く、香水やデオドラントを常用することで、一種の生理現象として臭いとうまく付き合っていることが多いようです。

ただ日本人にとっては、そもそも臭いの強い人が少ないため、何らかの匂いを付加することで、嫌な臭いを抑制するということに抵抗を抱く人も多く、ワキガは一種の疾患であると認識されています。また昨今の研究では、人種による違いの他に、遺伝子のわずかな違いによって、耳垢が湿っている人と乾燥している人が分かれることが分かっています。ワキガを発症する人は、湿った耳垢の人が多く、これらの遺伝子が関係していると考えられています。

わきがの原因

ニオイの原因は、主に2種類あるとされています。

• ニオイの原因１：アポクリン腺
• ニオイの原因２：エクリン腺

体の皮膚には、2種類の汗を出す分泌腺があります。それが、「アポクリン腺」と「エクリン腺」で皮下2～3ミリの深さに存在します。ワキガの主な原因となるとは、そのうちのアポクリン腺でワキに多くあり、そのほか外陰部・耳・鼻・乳輪など身体の特定部分にのみ存在する汗腺です。

そこから分泌される粘り気のある汗が細菌により分解され低脂肪酸やアンモニアなどに変化することで独特の臭いを生むとされています。つまりわきがは、このアポクリン腺の数や発達の程度により発症するため、根本的に治療するにはこのアポクリン腺を除去する必要があります。

エクリン腺は、体温を調節するため水っぽい汗を分泌します。汗自体は無臭ですが雑菌の繁殖により嫌な臭いを発します。ただ汗自体が原因で臭いを発するわけではないため、清潔にし頻繁に汗をぬぐったり、着替えを行うことで臭いをなくすことができます。

またこのエクリン腺から大量の汗が分泌されことを多汗症と呼び、気温や運動とは関係なく汗が出続ける症状を指します。

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